優等生☆優ちゃん!!!




「あの!!……美城さん」

嶋田が勇気を振り絞って声を掛けた



「わぁ、また何か言ってるし」
「勘違いって絶対いるよね」
「友達いないから張り切ってんだよ」


だがやはり生々しい女子の争いから
逃れられはしない




「…その……」

「大丈夫よ、忘れてないわ」


美城はまた眩しい笑顔を作った


「ごめんなさいね田中君
彼女との約束の方が先なのよ」



田中は一瞬目を見開いた

まさか断られるとは、って感じ



ざまみろ



< 112 / 145 >

この作品をシェア

pagetop