年上彼氏





「あ」



いきなり王子が口を開く。






「な、なに?」



なぜか噛んでしまった私。





「携帯かせ」




と私の前に手を出してきた。




「な、なんでよ!」



「なんでって…彼女の番号知らない彼氏がどこにいんだよ」


アホか。と当たり前のように言われた。




私あんたの彼女になったつもりないんだけどっ!


なに彼氏気取っちゃってんのよ。





「私、あんたの彼女じゃないし!」








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