夜明けのカンタータ《詩集》
銀河

繋いでも失えばすべて
無になってしまうのだろう

歌うように言って
夢だと分からせて

希望を砕いて描いた道は銀河
果てしなく伸びる涙の跡

あたたかいだけの痛い幸福を
そっとこの手に握らせて


煌めく涙 無数の星屑

あなたが愛したあの日の銀河



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