夜明けのカンタータ《詩集》
イマジン

放課後
耳に届くあなたのピアノ
夕焼けに溶けていく声

「どんなにキレイな指先でも
作り出せない音がある」

何時か呟いたあなたの横顔が
あたたかに胸を突き刺した午後

遠くで鳴るサイレンが

しずかな終わりと
始まりを告げた
< 12 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop