夜明けのカンタータ《詩集》
サイクル
今日はとっても良い天気だから
どうでもいい話でもしようか
草の上にレジャーシートをしいて
あたたかいコーヒーを片手に
まだ空を泳げないまんまの雲を
そっと見守ってあげようか
果たせない約束をしたこと
せめることはないよ
嘘をつかなきゃならなかったんだろう
きみは優しい人だから
上手に自分を怒ることも
慰めてあげることもできないんだろう
階段なんて
一段くらいとばしちゃってもいいんだよ
たまにはずるしちゃってもいいんだ
めちゃくちゃに自分を許して
愛してあげなよ
だってほら
今日はとっても 良い天気だから