セキララ☆
Disk3:突然告白
――次の日。
私は悠太に謝るため、悠太の家の前来ていた。
インターホンを押すと、中から悠太が出てきた。
「どうした?」
(いきなり出てこないでよっ!心の準備がまだ出来てないのに〜っ)
「あ、否、その……」
「?」
「昨日はごめんっ!」
「別にいい。俺も言い過ぎた。良かったら入って」
「うん」
私は久しぶりに、悠太の家に入った。
「わぁー、結構変わってるねぇ」
「最後、いつ来たと思ってんの?」
「えーっと、中1の時くらいだった気が……」
「正解。だから変わってんのは当たり前だ。はい、これが鈴の」
悠太が渡してきたのは、ココアだ。
「うん、ありがとう」
「鈴って昔っからココア好きだよな」
「ははは、うん」
というか、悠太が入れてくれるココアが好きなんだよね。
でもこんなこと、悠太の前で言う気はないけど。
「美味しいねっ」
「ああ、そうだな」