君が姫で私が王子
翌日
次の日、廊下で優に合ったから

「おはよ。昨日はありがとね。美味しかった。」
と話かけてみた。

「本当ですか?頑張って作ったかいがありました。」

......あのチョコ自分で作ったのか......
流石だな。



その時、後ろから声が聞こえてきた。

「おい。見ろよ、あれ!学校一男っぽい女、石川渚王子と学校一女っぽい男、金沢優姫が一緒にいるぞ!」

「......」
優が下を向く。



ブチッ!
私の頭の中で、何かが切れた。

「ちょっと、あんた達!何か文句あんの?」

私は、男子に向かって言った。

「......別にありません......」

男子は、そそくさと逃げて行った。

だったら、最初から言うなよ!



「もう大丈夫だよ。」
私が言うと

「ありがとうございました。やっぱり凄いですね。」と優は言った。

うーん......
確かに普通は、女子が守ってもらう側だよ......



「あの......もし良かったら、今度の日曜日に遊びに行きませんか?」

これってデート......だよね?

「うん。良いよ。」

この時私は、らしくないけど、凄いドキドキしてたんだ。
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