君が姫で私が王子
3月14日
ホワイトデー当日。
昨日の夜に何とかチョコが出来た。
形は歪だけど......
放課後、部活ないし渡しに行こう。
......その間に溶けちゃったりしないよね!?
放課後になって、私は優のクラスに行った。
......いるかな?
あ!いた!でも、友達と話をしてる。
「なぁ。優ってさ、隣のクラスの石川渚と付き合ってんの?」
「ってか、俺見たぞ!先月、優が石川といた所。なんか優、男に殴られてなかったか?」
げっ......それ初めてのデートの時だ......
「あの渚王子とデートして楽しいかぁ?」
別の男子がはやしたてる。
「もうやめろよ!デートじゃないし!それに......その事はもう忘れたいんだよ!」
えっ......
忘れたいってどういう事?
それにデートじゃないって......
ガシャ。
チョコが入った箱を落とす。
その音で、優が私に気付く。
「渚さん!?」
っ......
私は何も言わず、ただ走り出した。
「待って!」
優が追いかけてくる。
......
「来ないで!」
昨日の夜に何とかチョコが出来た。
形は歪だけど......
放課後、部活ないし渡しに行こう。
......その間に溶けちゃったりしないよね!?
放課後になって、私は優のクラスに行った。
......いるかな?
あ!いた!でも、友達と話をしてる。
「なぁ。優ってさ、隣のクラスの石川渚と付き合ってんの?」
「ってか、俺見たぞ!先月、優が石川といた所。なんか優、男に殴られてなかったか?」
げっ......それ初めてのデートの時だ......
「あの渚王子とデートして楽しいかぁ?」
別の男子がはやしたてる。
「もうやめろよ!デートじゃないし!それに......その事はもう忘れたいんだよ!」
えっ......
忘れたいってどういう事?
それにデートじゃないって......
ガシャ。
チョコが入った箱を落とす。
その音で、優が私に気付く。
「渚さん!?」
っ......
私は何も言わず、ただ走り出した。
「待って!」
優が追いかけてくる。
......
「来ないで!」