君が姫で私が王子
その後
3年後

「おっ。君可愛いじゃん!お茶しない?」

「すみません......人を待っているんで......」

断ったけれど、男は少しくらい言いじゃんとか言ってくる。
って言うか、お酒臭い......絶対に酔ってるよね?

「な?行こう?」
男が私の腕をつかもうとした......

その時

男の腕を誰かが掴む。

「俺の彼女に何してんの?」

強い力で掴まれたみたいで、男は一瞬顔を歪めて

「彼氏がいたなら早く言ってよー。」

と言って、足早に去っていった。

「大丈夫か?渚。」

「うん。ありがとう。優。」

あれから、優は強くなりたいと言って、柔道を始めた。

元々素質があったのか、今では私より強い。

背も凄い高くなって......

出会ったばかりの頃は、私が見下ろしてたのに

今では、私が見上げてる。



「これからも、俺が守ってあげるからな?」

「うん!」



3年前、王子だった私と姫だった貴方......

3年後の今、貴方が王子で、私が姫になりました......



これからも、私を守ってね?優しい王子様!
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