最後まで


私は一人で音楽を聴きながらスタスタと先に歩いた


どうせ佳苗サンの目的は桜実クンだけだし


私より桜実クンって思ってる


あいつはそういう奴だ あいつは友達に順位をつける最低な奴


佳苗サンは大好きな桜実クンと自転車で二人乗りをしてうれしそうに気持ち悪い声ではしゃいでいた


私が不機嫌なことに気づいたのか


わざわざ私の前に自転車できた


死ね


私の思いはそれに尽きた


そしてとうとう「うざいうざいうざい!!!」と声にしてしまった


すると「そこまで言わんでもいいやん・・・」とか言ってバス停に先に行った


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