小さなヒカリ
「可愛いっ!!」
久住さんはヒカリを見ると
抱っこしようと近づいた。
ヒカリは大人しくしてて
久住さんに引っ掻いたりせず、
久住さんに抱っこされた。
「ねえ。名前、何ていうの?」
僕はドキッとした。
久住さんと同じ名前を付けた
なんて僕の気持ちが
ばれそうで言えなかった。
「えっと……ヒ」
「ヒ?」
「…その……えっと……
ヒヨリ!ヒヨリって言うんだ!!」
しどろもどろになりながらも、
適当に言った。