小さなヒカリ
僕とヒカリ
「た、滝井君…?」
いきなり、
滝井君が出てきて動揺した。
何でこんなところに…?
もしかして久住さんとの会話を
聞いていた…?
「親に捨てられた子供のクセに
飼い主に捨てられた猫なんか
飼ってんじゃねぇよ!
しかも、そんな猫に『ヒカリ』
なんて名前なんか付けるなよな!!
お前達はいらない奴
なんだからな!!!!!」
滝井君の罵声がとんだ。