小さなヒカリ



『捨てられた』『いらない奴』


この滝井君の言葉が
頭の中で回っている。


気がつくと僕の目から
涙が溢れ、頬をつたう。


涙が止まらない。


こんなに泣いたのは
親に捨てられたと
分かった時以来だ。



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