GOLDEN TIME~4人のイケメン総長たち~
少しして目の前にメニューが運ばれてきた。

『いただきまーす』

あたしはケーキを口に運んだ。

『んまいっ!!』

『だろっ!!俺の兄貴が作ってるんだぜ』

『お、お兄さんか~へぇ~』

あたしは内心少しビクつく。

『俺、兄貴のこと尊敬してんだ。元は族の総長だったんだけどさ、今はこうして立派だもんなぁ』

『へ、へぇ~!!そ、そうなんだ~』

『何キョドってんの??あっ、もしかして族とか言ったから嫌だった??』

タケルは少し悲しげに目を伏せる。

『いや、そんなことないよ』

(だって自分総長ですからぁぁぁ~!!)

なぁんて言えるわけがない。

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