GOLDEN TIME~4人のイケメン総長たち~
『あぁ~朱里!!どこ行ってたんだよ!?閉会式の後、探したんだぞ』

『屋上でたそがれてた』

『はぁ??ってか、何で神崎と一緒なんだよ?!』

『屋上で偶然だよね?』

『なぜ俺に同意を求める』

『とーにーかーく!!あたしはもう帰るから!!水戸黄門の再放送始まっちゃう!!』

『なっ!!…おまっ…水戸黄門って…一体何歳だよ?!』

『ピチピチの女子高生ですが?何か?』

『…。』

『僕は好きだけど…』

真白君がボソッと言ったのをあたしは聞き逃さなかった。

『ほぉ~ら!!仲間がここにいたー!!やっぱ真白君とは合うねぇ!!よさがわからないのはお子ちゃまなな証拠だよ。タケル君』

あたしは威張って言う。

『お子ちゃまで結構。んなもんに誰が興味持つか!!』

『あっそ。じゃあ真白君タケルなんか置いて帰ろう』

真白君の腕を引っ張って教室を出た。

『待てよぉ~~~!!』

タケルが後を追いかけてきた。

神崎は少し離れたところでトボトボ歩いている。

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