GOLDEN TIME~4人のイケメン総長たち~
『人のこと言えないじゃないのよ~』

あたしは鼻歌を歌って誤魔化しているタケルの体を揺さぶる。

『あっ!!神崎はトップだったよね?』

『俺ノートなんかとらねぇぞ。教科書だけで十分だろ』

『そんなものでわかるかぁー!!聞く相手間違えたわ。真白君は?』

カバンに入れようとしていたノートを見せてもらった。

『おぉ~!!さすが真白君!!お願い!!暇なときだけでいいから勉強教えて?』

あたしは両手を合わせてお願いする。

『別にいいけど…』

『ありがとぉ~やっぱり持つべきものは友だね~!!タケルはどうすんの?』

『俺は自分でどうにかするよ』

『出来んの?』

『なんとかなるだろ。もう帰ろうぜ』

『あっ、あたしは図書委員の仕事あるから!!部活動はなくても委員会はあるんだもんね~…何か憂鬱…』

『ドンマイ。さて俺は兄貴の店にでも顔出しに行くかな。じゃあな。朱里』

『ばいばーい』

『さてと、真白君一仕事しに行きますかっ!!』

あたしと真白君は図書室に向かった。

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