GOLDEN TIME~4人のイケメン総長たち~
放課後、真白君と一緒に帰った。

『お邪魔します』

真白君の家は2度目だ。

『本はこの部屋だから』

『うわぁ~いっぱい…』

その部屋にはたくさんの本があった。

ビッシリ並んでいる本を一冊ずつ見ていく。

『ピリリリリ…』

その時真白君の携帯が鳴った。

『あぁ…―――――…わかった…』

『ゴメン。急用。なるべくすぐ戻るから本選んで待っててくれる?』

『うん。わかった』

真白君は出ていった。

(何だろう…。白虎関連かな?)

あたしはとりあえずタク兄に電話をかけた。

『もしもし』

『タク兄?朱雀はなんともない?』

『ん?あぁ。何でだ?』

『いや、ただ何となくカンで…』

『心配すんな。俺がいるし』

『何かあったらすぐ連絡して。じゃあね』

『おう』

どうやら朱雀には影響なさそうだ。

安心して本選びに集中した。

< 66 / 67 >

この作品をシェア

pagetop