しるし


学校の屋上から飛び降りて死んだ。


それも…

私の目の前で。


『まりあちゃん…私、かいりくんを好きになっちゃ…いけなかったんだね』
『ちがっ…』
『ばいばい。まりあちゃん』


それが、

さえと交わした最後の言葉だった。

2人で昼食のお弁当を食べていた時だった。


ショックだった。


ショックは…また続いた。
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