しるし

はやとの目からは、

涙が一粒流れていた。


私ははやとをそっと抱きしめた。


「はやと…大好き」


はやとは、私の背中に手を回して答えた。


「俺もまりあが…大好きだ…」
「ねえ…はやと?」
< 166 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop