僕らの宇宙戦艦奮闘記
「美並・・・35年間男として、とっても大事なものを守り続けてきた俺には、14歳のガキンチョの魅力にはなびかないぞ。」
しかも、若干聞いてる!
筋肉先生、危ない大人だ!
「いいから!贅肉早くしてくれ!」
「斉藤・・・お前、終いには鉄拳制裁食らわすぞ。」
先生、それは体罰です。
「お前たちはホントに・・・とりあえず、クラス分けは昇降口に張っているから、見てこい…と言いたいが、こればかりは、伝統だからな。中学二年のクラス分けだけは、教師の口から自ら伝えられていることになっている。まったく、なんでこんな面倒な措置があるのか…。」
先生、さらりと本音が漏れています。
「それは、防衛上と生徒の安全性を重視した機密性によるものだと思うんだが。」
「そんなこと言われなくてもわかってるわ、斉藤。」
だから、怒鳴らないでください。
「まったく、お前たちは…」
言うと、神林…もとい、筋肉先生は手に持っていた、スクラップボードに貼ってある紙に目をやる。
「ふむ。」
何に納得したのか、先生はその紙を一瞥すると、僕たちを一瞥して…。
「出席番号順に行くぞ。まずは、斉藤雄二。」
「あれ?カルラじゃないの?」
「‥‥祐太はバカ。」
なんで!?