指輪
八尋が帰ってすぐに友華が入ってきた。
どうしてこの2人はタイミングよく逢わないのか……
このごろのあたしの疑問。
「えぇ!?
鈴ご飯食べれたのっっ」
友華は最後に『嘘でしょ』とつけたし笑った。
こいつ絞めようか……
なんて思ってしまうほど馬鹿にした笑い方で声も大きかった。
お姉ちゃんが説明すると友華の笑い声がさらに大きくなる。
……迷惑だ
なんて思いながらもなんだかんだで心配してくれた友華に『ありがとう』といった。
一瞬驚いた顔をした友華はちょっと頬を赤く染め『どういたしまして』と呟いた。
それから2週間がたった。
あいかわず病院食は食べれなかったけど八尋のご飯だけは食べることができた。
そう。
あの八尋が毎日3食作ってきてくれたの。
で。
そのお陰であたしは今日退院することになった。
でも今日はお姉ちゃんの仕事が休めない日。
『誰かに頼んどく』って言ってたけど誰に頼んだんだろう……?
「鈴ちゃん!!
迎えに来たよ〜」
そう言って入って来たのは八尋だった。
どうしてこの2人はタイミングよく逢わないのか……
このごろのあたしの疑問。
「えぇ!?
鈴ご飯食べれたのっっ」
友華は最後に『嘘でしょ』とつけたし笑った。
こいつ絞めようか……
なんて思ってしまうほど馬鹿にした笑い方で声も大きかった。
お姉ちゃんが説明すると友華の笑い声がさらに大きくなる。
……迷惑だ
なんて思いながらもなんだかんだで心配してくれた友華に『ありがとう』といった。
一瞬驚いた顔をした友華はちょっと頬を赤く染め『どういたしまして』と呟いた。
それから2週間がたった。
あいかわず病院食は食べれなかったけど八尋のご飯だけは食べることができた。
そう。
あの八尋が毎日3食作ってきてくれたの。
で。
そのお陰であたしは今日退院することになった。
でも今日はお姉ちゃんの仕事が休めない日。
『誰かに頼んどく』って言ってたけど誰に頼んだんだろう……?
「鈴ちゃん!!
迎えに来たよ〜」
そう言って入って来たのは八尋だった。