指輪
6年前
――――――――――
あたしは11歳だった。
2年前に両親が離婚したのを立ち直った頃。
隣に引っ越して来た中学生のお兄ちゃんとよく遊んでいた。
すごく優しくて大好きだった。
仲良く遊んでたしお姉ちゃんとも仲がよくて兄弟みたいだったの。
ずっと続いて欲しいと思ってたのに……
ある日を境にこんな悪夢早く終わって、どこかに行って…そう思うようになった。
「鈴。
遊園地に行こうよ。」
いつものように遊びの誘いがきた。
もちろんあたしは一緒に行った。
このあとどうなるかなんて知らずに遊園地でくたくたになるまで遊んだ。
そして遊びつかれたあたしは観覧車の中で寝てしまった。
目を覚ましたころには夜だった。
今日はお姉ちゃんは修学旅行で家にいない。
……はずなのに誰かがシャワーを使っていた。
ベットからおりるとあたしは固まった。
ここはあたしの家じゃない……
ピンク一色の部屋にいた。
ベットはでかいしとにかく気持ちが悪いと思った。
今思えばラブホテルだったんだ。
「鈴起きたの??」
バスタオル一枚だけのお兄ちゃんがあたしに近づいてきた。
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あたしは11歳だった。
2年前に両親が離婚したのを立ち直った頃。
隣に引っ越して来た中学生のお兄ちゃんとよく遊んでいた。
すごく優しくて大好きだった。
仲良く遊んでたしお姉ちゃんとも仲がよくて兄弟みたいだったの。
ずっと続いて欲しいと思ってたのに……
ある日を境にこんな悪夢早く終わって、どこかに行って…そう思うようになった。
「鈴。
遊園地に行こうよ。」
いつものように遊びの誘いがきた。
もちろんあたしは一緒に行った。
このあとどうなるかなんて知らずに遊園地でくたくたになるまで遊んだ。
そして遊びつかれたあたしは観覧車の中で寝てしまった。
目を覚ましたころには夜だった。
今日はお姉ちゃんは修学旅行で家にいない。
……はずなのに誰かがシャワーを使っていた。
ベットからおりるとあたしは固まった。
ここはあたしの家じゃない……
ピンク一色の部屋にいた。
ベットはでかいしとにかく気持ちが悪いと思った。
今思えばラブホテルだったんだ。
「鈴起きたの??」
バスタオル一枚だけのお兄ちゃんがあたしに近づいてきた。