指輪
「すみません。ここあたしの家なんです。
 中に入りたいのでここで喧嘩をするのやめてもらえませんか??」

あたしは喧嘩をしている男子達に向かって淡々と用件だけ言った。


「ちょ・・・・・・鈴!!」

友華が走ってこっちに来る。


「まじでここ君の家??」

喧嘩をしている人の友達だろうか。

傷が1つもない。


「そう。違うのに言ったりしないでしょ。
 あたしそういう優しい人じゃないし。」

あたしがそういうと喧嘩をしていた人が笑いだした。


「君なんかいいね!!そのキャラ最高っっ」

あたしは訳の分からないことを言われてムッとした。


反論しようとその人に顔を向けると見とれてしまった。

顔は普通で茶髪。

服装はGパンにTシャツで上に黒い大きめのパーカーを着ている。

どこにでも居そうな人だけど何故か目を離せない。




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