居場所
誘われて入部し、あまり興味のなかったサッカーに携わるようになり、あげく気づくと1人で汗を流していた。


でも責任感や負けん気が強いぁたしには途中でなげだすなんて出来なかった。


サッカーについてマネージャーの誰よりも勉強した。


部員にはただサッカーだけが出来るよう、手を煩わせないよう、常に気を配っていた。


スコアをスムーズにかけるように、入部して1週間で全員のフルネームを漢字でかけるようにした。


ただここにきてその全てが無駄なのかもしれないと感じるようになった。


他のマネージャーは事実上辞めたような状態。


マネージャーの中で部員と1番遠いぁたし。


そしてぁたしが1番避けたかった部員に迷惑をかける事。


その全てがぁたしの中にでっかく居座った。


精神的にまいっていた。


今のぁたしにサッカー部のマネージャーとしての存在価値は全くなかった。
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