カレシ
先輩の彼女
次の日、あたしは一日中ご機嫌だった。
今日も誘ってくれたことで、彼女疑惑もなくなったし、今日は先輩とデート!
ずっとニヤニヤしてるあたしに、
「ゆいキモいからあ」
とまきが言ってくる。
でもそんなこと言いながら、まきも微笑んでいた。
今日最後の講義が終わると、あたしは早速先輩に電話をかける。
「もしもし?」
「おーお疲れさんっ、もう出れるか?」
「うん!!」
校門で待ち合わせをすると、あたしはまきと別れ、トイレで鏡を見てから校門へと急いだ。
校門に着くと先輩はもう、車を回してくれていた。
急いで車にかけ寄って、ドアを開ける。
「おはよーさん」
笑顔で言ってくれる先輩。
心がキュンとする。
もう…大好きだよ、先輩。