カレシ

あたし達は暗くなるまで、カラオケに行こうと言う話になってカラオケに向かった。

先輩の前で歌うのは、すごい恥ずかしくて声が震える。

それなのに、"ゆいちゃん上手いから、俺恥ずかしいわ"と言って微笑んでくれた。


カラオケを出ると、外は夕焼け。

先輩が連れてってくれる夜景スポットまでは、1時間ちょっとくらいかかるらしい。

あたし達はコンビニでごはんを買って向かうことにした。



「てか先輩、そこは前の彼女と行ったの?」

あたしはふと気になった。

「んっ?!ちゃうで。前の奴はそう言うの好きとちゃうかったからな(笑)」

「へぇ…てか、先輩の元カノの話聞いたことなかったよね」

「そうやな、気になる?(笑)」

「…若干?」

「そんな話聞いてもつまらへんで(笑)」

「でも聞きたい!!」



あたしがワガママを言うと、先輩はしゃあないな~と言って話してくれた。


< 122 / 177 >

この作品をシェア

pagetop