カレシ
あたし達は暗くなるまで、カラオケに行こうと言う話になってカラオケに向かった。
先輩の前で歌うのは、すごい恥ずかしくて声が震える。
それなのに、"ゆいちゃん上手いから、俺恥ずかしいわ"と言って微笑んでくれた。
カラオケを出ると、外は夕焼け。
先輩が連れてってくれる夜景スポットまでは、1時間ちょっとくらいかかるらしい。
あたし達はコンビニでごはんを買って向かうことにした。
「てか先輩、そこは前の彼女と行ったの?」
あたしはふと気になった。
「んっ?!ちゃうで。前の奴はそう言うの好きとちゃうかったからな(笑)」
「へぇ…てか、先輩の元カノの話聞いたことなかったよね」
「そうやな、気になる?(笑)」
「…若干?」
「そんな話聞いてもつまらへんで(笑)」
「でも聞きたい!!」
あたしがワガママを言うと、先輩はしゃあないな~と言って話してくれた。