カレシ
恭くんは唇を離すと、あたしの耳を舐めはじめた。
「ゃあ…っ」
いきなり与えられた刺激に、
あたしは自分でもびっくりするくらいいやらしい声を出してしまった。
カァー…っとまた赤くなる。
「やっ恭く、ん…っやめっ…!!」
恭くんはやめない。
耳元から首筋を這う恭くんの熱い舌。
「んっ…ぁ、っ…ハァっ!!」
「ゆい…その声たまらん」
まるで食べるかのように、あたしを舐める恭くん。
あたしは恭くんの服を、ギュッと掴み声を我慢しようとする。
「んっんっ」
口を閉じていても、どうしても漏れてしまう。
「我慢しても無駄やで」
クスッと笑うと恭くんはあたしの首元に吸い付いた。
「…ひゃっ・ぁ、あ!」
吸い付いた所をペロッとなめると
「ゆいは俺のもんや」
と囁いた。
「ゆい…もうたまらん…俺、ゆいとシたい…全部俺のもんにしたい」
そう言うと、あたしは抱き上げられベッドに横にされた。