カレシ

「ゆい、いよいよ明日だね」

カフェテリアでお昼ごはんを食べながら、まきが言う。

そう、明日でちょうど1ヶ月。

ほんとに連絡は来るのかな。

それが不安だったけど
もし夜まで来なかったら
あたしから連絡するつもり。

良くんに新しい彼女が出来てないって言う保証なんてないし、出来てなくてもあたしのことなんかどうでもよくなっちゃってる可能性だってある。

もし明日連絡がつかなかったり
またフラれちゃった時は、
もう諦めようって思ってる。

結果が良くても悪くても、明日が勝負所なんだ。

いろいろ不安にもなるけれど、なんとなく明日もしダメだったとしても、あたしは良くんが言った通りにがんばったし、悔いは残らない気がしていた。

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