カレシ

家についてから自分の部屋でいろいろ考えていると、ふいにケータイが鳴った。

ビクッとしてケータイを開く。

高校の時の親友のあゆみからメールだった。

あゆみとは高校を卒業してからもちょくちょく連絡をとっていたし、良くんとのことも話してある。

メールを見てみると

☆ゆいに話さなきゃ
いけないことあるんだ
次ひまな日いつ?

という内容だった。

話さなきゃいけないこと…?

なんか嫌な予感がする。




☆いつでもいいよ
あゆみが都合つく日で


そう返信すると、また連絡するねっと返ってきた。


ケータイを置くと、また考えにふける。

結局あたしは良くんのバイトの終わる時間になっても答えを出せていなかった。

< 38 / 177 >

この作品をシェア

pagetop