カレシ
昼をまわったのか、カーテンから漏れる太陽の光がまぶしくて目が覚めた。
ケータイをみるとメールが来ている。
良くんかな、と思い見てみるとまきからだった。
☆ゆい大丈夫??
ゆっくり休みなね
ダーリンに看病してもらえっ
まきには申し訳ないけど、良くんからじゃなくて残念だった。
と言うより、良くんから連絡が来てないと言うことがショックだった。
前はこんなことなかったのに…
昨日から大きくなるばかりの不安に胸が押し潰されそうだった。
ほんとはもう体調が治っていたあたしは、布団から抜け出すとタバコに火をつけた。
家族からはやめろとうるさく言われてるけど、やめる気なんか全くない。親不孝なことはわかっているけど。
あたしはタバコ吸いながら、良くんにメールした。
☆おはよ体調治ったよ
昨日はごめんね
今日は大学休んで
ゆっくりしてるよ
送信。
☆よかったな
今日も会いに行くよ
メールはすぐに返ってきた。
夕方良くんが家に来ることになって大切な講義だから、と言われてメールが途切れた。