カレシ
はじめてのメールがすっごい嬉しくて、頭の中でキャーッと一人ではしゃいでいた。
あたしは早速メールを返す。
☆あの、何年生なんですか?
今からバイトとか大変ですね
がんばってください
5分くらいしてメールが返って来た。
☆俺は2年やで
ゆいちゃんは1年やろ?
バイトゆーても、暇な漫喫やからな、メールしとりたいねんけどだめかな?もー眠い?
…あぁっもう幸せ!!
メールしとりたいねんけど
とかまじキュン死に!!
関西弁ってのがまたたまんない!
あたしは緊張しながら、ちょっと考えながらメールをうっていた。
結局それから朝の3時を回るまで、恭先輩とメールをしていた。
メールでわかったことは、先輩は奈良から来ていて、一人暮らしをしていること。一人暮らしのお金は全部自分で払っているから、漫喫の深夜で週5回働いていること。後はどこの学部なのかとか、車は何に乗ってるのかとか…
昨日までは憧れだった先輩と、今はメールしている!
今までの人生の中で一番ミラクルだと思った。