カレシ

あ゛~電話するだけでもこんな緊張すんのに、会ってちゃんと話せるんかなあたし…

そう思っていると、あゆみから電話が来た。

「遅れてごめん!今どこ?」



あたし達は合流すると、近くのファーストフードでごはんを食べながら話すことにした。

「てかゆい大丈夫~?」

出てきたハンバーグをつっつきながら、あゆみが心配そうに聞いてきた。

あたしがモグモグしながら

「これが元気なさそうに見える?」

と言うと

「…確かに落ち込んでるようには見えない~心配して損した!」

とカラカラ笑った。


そしてあたしはチーフにも話したように、あゆみにも先輩の話をした。

「え~何、早速かよーっ落ち込んでないわけだわ」

コノヤロウと言いながらも、
あゆみは喜んでくれていた。


あっそうだ、、

「そーいえば、話したいことってなんだった?」

あたしは本題に触れた。

あゆみの顔が一気に曇る。

「ん、話しづらいんだけどさ…」

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