ヤンデレ的殺人


だから、

あたしはストーカーじゃないじゃん!!



「何言ってるの?あたし達、付き合ってるじゃん!?」



優君はあたしを睨みつけ、頭を乱暴に掻いた。


「はあ?!んなワケねぇだろ…。まじきめぇ…。警察に突き出すぞ!」


リナはオロオロとあたし達を見ていたけどやっと小さく口を開いた。


「優、あたし警察に連絡するわ」



携帯を操作しだしたリナにあたしは体当たりした。


「きゃあ!」

携帯ごと床に叩きつけられるリナ。

「リナ!!大丈夫か!?…てめぇ!ふざけんなよ!!!!」

あたしの服の襟を掴みあげ凄む優君に麻由は困惑した。

な……によ。

なんでリナを庇うの?

だってあたしをストーカー扱いして警察に突き出そうとしたんだよ…。


「メール…」

あたしはボソッと呟く。

「あぁ?」


「メールしてたよ!優君と!!」

あたしは携帯の優君専用フォルダを開いて優君に見せつけた。

「俺じゃねぇよ…。俺、お前に返事したことねぇし。まじきめぇ…」


もう何がなんだか分からない。

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