青い僕、カワル
カクメイ開始。

青空ト僕

とりあえず

部屋から出てみた。



何事も閉じこもってちゃ駄目だって

なんか漫画とかでよく言うから...。



恥ずかしいとか

馬鹿とか言わないで。

これが僕の考えた結果なんだから。

行動は大事でしょ?



昼下がりの河川敷。

走る大人、遊ぶ子供。

みんなが棒に見える。



...ほらまた出た、無関心。

これがいけないんだ。



そう思ってしっかり人を眺める。



ココへ来て

何もすることが無いのを知る。



しょうがないから

空を見上げてみる。



そうしたら青い空は

僕を見下ろしていて

大して僕とかわらないくせに

偉そうに。

と僕は思った。



空は僕みたいに青かった。

青い中に混じる雲は

僕のモヤモヤと

何でかよく似ているよ。



空、綺麗だね。

遠くから聞こえる子供の声。




振り返ってみたら、

ママに言ってる言葉だった。




それを見て僕は思う。



やっぱり空の方が綺麗だと。



青空みたいになるのが

とりあえずの僕の目標。
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