Honey×Masterの関係
半泣き状態の私に救いの声が聞こえた。
「そんな所で何してんの?」
振り向くと、そこにはポケットに手を突っ込んで怠そうに立つ男が居た。
訝しそうな目で見てくるけど、今の私にとっては関係ない。
「な、仲間ーー!!」
無意識にそう叫び、抱きついていた。
あたしは取り残された気分で寂しかったからか、普段なら絶対しない行動に出てしまった。
「……おい」
「…あ、ごめんなさい。嬉しくって、つい…」
ハッと気付いて身体を離すと急に恥ずかしくなり、顔を附いた。
あたし、初対面の人になんて大胆なコトを……!!
「あっあの―――」
口を開こうと顔を上げた瞬間…
.