BeacH (Eijis' black world *ZERO*)
「すんまへんなぁ。お忙しいとこお邪魔してもうて…」
横山が座ると同時に海藤は謝罪の言葉を述べた。
それに対し横山は、
「邪魔だなんてとんでもない!○○銀行さんの頼みとあらばいつでも時間取りますよ!」
と社交事例的に返した。
海藤が思った通り、相手はこの業務提携に意欲的だった。
「ほんなら早速、今回のプランについて話させてもらいます。」
そう言うと海藤はカバンからニセの企画書を出し、横山に渡した。
「今回の業務提携はこの業界で初めての試みです。」
この海藤の一言は横山の心を引き付けた。
他銀行との差別化を重視した三富士銀行に対してこれ以上ない誘惑の言葉である。
横山のリアクションを見て確かな手応えを感じた海藤は畳み掛けるように説明した。
午後0時30分。
海藤のプレゼンが終了した。
海藤はフーッと一息つき、横目でチラリと横山を見た。
どうひいき目に見ても手応えは十分だった。
《よし!いただきや…》
思わず笑みがこぼれた。
しかし…。
翌日、状況は思いもよらない展開をむかえた…。
横山が座ると同時に海藤は謝罪の言葉を述べた。
それに対し横山は、
「邪魔だなんてとんでもない!○○銀行さんの頼みとあらばいつでも時間取りますよ!」
と社交事例的に返した。
海藤が思った通り、相手はこの業務提携に意欲的だった。
「ほんなら早速、今回のプランについて話させてもらいます。」
そう言うと海藤はカバンからニセの企画書を出し、横山に渡した。
「今回の業務提携はこの業界で初めての試みです。」
この海藤の一言は横山の心を引き付けた。
他銀行との差別化を重視した三富士銀行に対してこれ以上ない誘惑の言葉である。
横山のリアクションを見て確かな手応えを感じた海藤は畳み掛けるように説明した。
午後0時30分。
海藤のプレゼンが終了した。
海藤はフーッと一息つき、横目でチラリと横山を見た。
どうひいき目に見ても手応えは十分だった。
《よし!いただきや…》
思わず笑みがこぼれた。
しかし…。
翌日、状況は思いもよらない展開をむかえた…。