最強(龍神)女総長×最凶(雷牙)イケメン総長
~金龍、血しぶきの中~
2台のバイクが夜道を走る。
ひどく大きな音を立てて。
近所迷惑なんだろうな・・・・・。
何故か一言も喋らない、冬真に話かけてみた。
「なぁ。覚えてっか?
私が1人で雷牙を潰した時んこと。」
「・・・・・・あぁ。」
「私は・・・・どんな感じだった?」
「覚えてねーのか?」
「おう。」
「・・・・俺は、言わない方がいいと思うけど?」
「ヤダ。教えろよ。」
「・・・・ヒントは<銀色>だかんな。
今からの乱闘の間に、考えとけ。」
銀・・・・・・色?
銀っつったらアイツしか思い浮かばないんだけど。
そんなことを話している間に、黒銀の溜まり場に着いた。
「ボロッ・・・・・。」
率直に言ってしまう。まあ、今回は仕方ないよ。
ボロイから。マジで。
さびつきまくってる、黒い扉に手を置く。