魔物核兵器
ディーネルだけは灰にならせたくない。
そう思ったんだ。
だから俺は殺されないようにすると決心した。
「ディーネル。俺は……あんな魔物みたいにお前を灰にはならせない。絶対に……。」
「決心がついたようね。」
「あぁ。でも魔物は嫌いだ。だが……お前の事は嫌いではない。」
「そう。ありがとう。」
ディーネルが微笑んだ。
俺も微笑えんだ。
だが、戦いはまだ始まったばかりなんだ。
残りの魔物俺らあわせて5体。
俺とディーネルの戦いと、俺の人殺しはまだ続く。