魔物核兵器






カーネィと和音はその光線をよけた。





「逃げ足だけは早いんだな。そこをなんとかすればすぐ殺せるな。」






「來人。あの子達の力はたしかに弱い。だがあの子達は違った戦いをしてくるわ。」





「違った戦い…?」





「今まで戦ってきた魔物達よりも感じが違うわ。だから………」






「殺されないようにって言いたいのか…?」






「えぇ。あなたがいなくなったらあたしは死ぬ。あなたと死ぬのは悲しくないけど………まだ來人と一緒にいたいの。」






「ふっ…。お前がそんな事言うなんてな。大丈夫。俺はあんな奴らには殺されない。」






「そう。それは頼もしいわ。ありがとう。」






「あぁ。」





大丈夫だ……。





ディーネル。俺は殺されない。








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