魔物核兵器
「あ……あぁぁ………ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
和音が叫びだす。
「來人………大丈夫…なの…?」
俺はディーネルの問にうなずいた。
「おにぃぃちゃぁぁぁん──やめてぇぇぇぇいたぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃ!!ぎゃぁぁぁぁぁ!!あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
和音はまだ五歳だから泣き叫ぶ。
だが、俺は容赦なく心臓を握りしめた。
その瞬間。
「ぁぁ……………。」
和音が死んだ。
そしてカーネィは燃えて塵となった。
俺は力任せに和音の手を右腕から抜いた。