魔物核兵器
「お前は……誰だ……?」
恐る恐る聞いてみた。
体は動かないが声は発声できた。
そしたらこの女はこう答えたんだ。
「あたしは魔物。ディーネル・ガーディ。魔界から来た。」
俺は魔物、魔界というのはうそだと思ってこういったんだ。
「お前……からかってんのか?魔界とかあるわけねぇだろ?絵本の読みずぎだろ。」
「信じないの?」
「信じれるわけねぇだろ。馬鹿にすんなよ。」
「なら見て分からせてあげる。」
は?
こいつ頭おかしいだろ。
そう思った時。
その女は指をぱちんと鳴らした。
その瞬間……。
校舎の中から色んな人の悲鳴が聞こえた。