魔物核兵器
2人の術が一斉に放たれた。
2人の術がぶつかりあった。
だが、その時。
ディーネルの肩がピクっとはね上がったのが分かった。
でもそれと同時に術は消滅した。
ディーネルは微かに震えている。
「ディーネル…お前…。」
「て……敵に集中しなさい…。來人。」
いつも以上に震えている声。
「わっ…分かった。」
「あっれ〜?おかしいなぁ?なぜさっきの術で震えてるのかな…?」
「だまりなさい…。」
「やっぱりー。」
「だまりなさい…!」
「あたしがあの時…」
「だまりなさい!!」
「殺そうとしたから…?それとも殺したから…?」
「だまりなさい!!!」