魔物核兵器






「あたしは昔から親を知らず毎日孤独に暮らしていた。しかも1人で。その時に出会ったのがカーネィ。ディーネルの弟よ。」





『ねぇねぇ。君魔物殺したことある?』




『そんな事ないわよ。』





『魔物を殺すってすごく楽しいよ。しかも僕殺したの見つかった事ないんだよ!』





『あたしは…あなたみたいな人になりたくない。』





『なら、僕は今ここで君を殺すよ?』





『あたしはまだ生きたい。お願いだから殺さないで。』





『なら僕と一緒に魔物殺そうよ。そしたら毎日孤独じゃなく楽しく暮らせるよ!』




『本当に…?』





『うん。僕今から殺しに行くからついてきてよ。』





『う……うん!』





「あたしはこのカーネィからの悪魔のささやきにのった。本当に毎日が楽しくなったわ。魔物を殺すだけでこんなに世界が変わるとは思わなかった。」





何だ…?この考えは。





俺でさえ殺すのは楽しく思わなかった。





ただ平気になっただけ。





だが、こいつの考えは……。





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