family
先生は煙草を手に取り、ゆっくりと話し出す。
「お前他校と付き合いあるらしいな、だからそんなやる気もない不良みたいになるんだ」
そぅ…遥の中学は礼儀やらなんやらに凄く厳しい所。遥には全然合わない所だった。
「は?なんかあんたらに迷惑かけた?」少し苛立ちながらも答えた。
「なんだその態度は!!!」
バシッ!!先生の平手…まただ…殴ればいいと思ってる大人には何話しても無駄。遥は置いてあった硝子の灰皿をおもいっきり投げ付けた。
「腐れセンコー!二度と来るか!!」遥はバンッ!と扉を閉めて学校から出た。
(はぁ…ダチの所行こう…)
自転車を盗みダチの所に行く。
みんなが集まる所はいつも公園かバーガーShopだった。
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