はじめての気持ち。
「すいませんでした〜」
ちょっとカチンときたから平謝りの私。
「何やその謝り方。…もうええわ。俺がバイト終わったらお前んち寄ってくし」
「はいはい〜」
適当にその場をかわしてしまった。
―――ピンポーン
玄関のチャイムがなった。
「はーい」
ガチャッ
「あ、今帰りだったの?」
「CD」
私の言葉を無視して、そう短く言ったのはもちろん隼人だった。
「あぁ!そうだCD!」
「お前…また忘れてたん?」