はじめての気持ち。

やっば〜



急いで部屋に戻り、棚から出したCDをその辺にあった袋に入れる。



そしてまた玄関へ向かった。



「はい、ごめんね」



「そんじゃ」



そう言ってから背を向けた隼人。



「隼人!」



なぜか呼び止めてしまった。



不思議そうにした隼人がこっちを見る。



「えっと…バイトお疲れ様!」



私はこの言葉だけを伝えたんだ。



「ん。ありがとう」



って…めったにみせない綺麗な笑顔で言った。




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