はじめての気持ち。
あいさつが終わって、玄関に一歩踏み入れると…
ここは…お城か?!ってなくらい広くてぴかぴか。
シャンデリアなんかあるし、おまけに飾ってある額や花瓶もすごく高そう。
もちろん希の部屋もすごくて、私の部屋とは比べものにならないほどだった。
希ママが持ってきてくれたケーキを食べながら、ガールズトークは弾む。
「そいえばさ、さっき隼人が慎哉くんに呼びだされたって言ってたけど、2人は慎哉くんと知り合いなの?」
「私はちがうけど、希が中学のときの後輩なんだよね〜」
「うん。それで私が慎哉に話したわけ」
「そうなんだ〜!!」