新芽

オ食事会

「ふぁあ〜」

また慌ただしい一日が始まる。

「おや、眠そうだね。」

「…アンタだって。」

「守衛は寝る時間なんてないんだよ…。ふぁあ〜」

ふーん。寝る時間無いんだ…。体を張ってるってワケか。
頑張ってるんだ。これでも。

「当たり前じゃ〜ん。頑張ってるんだから。」

「いい加減、人の心読み取って、それの応答するの止めてもらえる?」

「じゃあ、姫様は人の心が読めちゃったときに応答しちゃう?」

「それは…。」

しない。絶対しない。まず、本音に対して文句とか言いたくないもん。

「ホントに?」

うん。

「直接喋ってよ。」

「もう授業始まるからッ!!」

一旦話しを中断させる。
何か胸をチクンとつっつく。
痛い。
何?この気持ち。これを何て言うの??
わからない。
でも、伊達と話すとき、ドキドキしてしまう…。
これって…

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