新芽
「ねぇねぇ、結衣歌って姫様に似てない?」

張本人です。

「確かに〜。本物だったり(笑)」

本物だって。
何でだか私の回りの人達ってツッコミどころ多いんだよなぁ…。

「ホント、多いよね。」

「なぬっ?!」

私の声が聞こえた!?

「丸聞こえだよ〜」

目の前にいたのは私のクラスの伊達 真也。
成績優秀で私とは比べものにならない。だけど、たまに天然ボケな一面を見せるけど…。

「姫のクセに^^」

ウゼーッ!!

「あれ?動揺しないの?」

「!!」

バレてるよ!!

「うん。バレてるよ。」

「何で知ってるのさ?」

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