私の大好きな睡龍
「で、唯ちゃん。ここに来た訳、説明してもらえるかな?」








「え、っと……」







私が言ってもいいのか迷っていると健が助け舟を出してくれた。









「前にもちょっと言ったと思うんすけど、俺ら父子家庭なんすよ。」







健はどこまでこの人達に言ったんだろう……








「んで、昔から俺、親父に暴力振るわれてて逃げるようにここに来ました。で、多分親父は唯に手ぇ出したんだと思います。」






さすが健。よくおわかりで……
< 10 / 280 >

この作品をシェア

pagetop